西森博之 お茶にごす。
- 作者: 西森博之
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/11/16
- メディア: コミック
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主人公と対比して、冷静だと自分のことを思っているのに、ちょっと堕落している(二巻時点)の友達が良い感じ。きっと天使な小生意気の恵が男になったらこんな感じの見た目になるんでしょうか。私はこの人の漫画を「天使な小生意気」しかちゃんと読んだことがないのですが、以前と比べて萌えキャラを描くのがうまくなっているような気がしています。天使恵、私が大好きな俺っ娘なのに正直萌えなかった。でもこの漫画の気が強い女の子は可愛いと思いました。
今読んだ中で一番よかったシーンは、友達の回想シーンで、六年生の先輩に殴られて、「殴られた…!」と、この世に理不尽な暴力がある事を知り、それに唖然としているシーンがよかったです。今まで殴られた事、理不尽な事にあったことない幸せな人間が、このような目にあったら、多分きっとこんな反応をするのではないかな。普通にぶん殴られて「くそ!」とか反応するんじゃなくて、殴られた瞬間から驚愕している感じがよかったです。
この人の漫画は、ヤンキーとかが出てくる割には、他の少年漫画と違って、性的描写が一切ないというか、下ネタ皆無だし、男も女もワンダーな中で生きているので、子供や女子にとっつきやすいのではないでしょうか。