魔夜峰央・木原敏江・川原泉・青池保子
- 作者: 魔夜峰央
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1999/03/01
- メディア: 文庫
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こんなに美しい表紙なのに…。皆さんにお見せできなくて残念です。本当に綺麗な豪華な金刷りの表紙なんだよ。ラシャーヌ!でお笑いの才能を開花させるまで、彼は妖怪物を多く描いていて、それら傑作を集めた作品集です。いいよね、缶詰って。ギャグという方向性を見つけた後の妖怪物も、普通に面白いのですが、ギャグや少年愛が撒き散らかされていて、純粋に妖怪物を楽しめない気がするので、個人的には、ギャグに走る前の古い妖怪物が好きです。昔の絵はおどろおどろしかったですし。特に妖怪二口女は傑作。多分魔夜峰央が今まで描いた妖怪漫画で最も優れていると言ってよいのでは?ちなみに他には、ギャグが相当入っていますが、「パンドラキン」という作品が怖いです。これは、何の変哲もないギャグなのに、最後に大どんでんがえしをしていて、ギャグの中に混じった小さなホラーが、凄く怖く感じます。ギャグを利用して、逆に怖く出来た感じがして好きです。
あと、この作品にはみーちゃんの考える妖怪論みたいのも載っていて面白いです。妖怪はこんな形でこの世に存在するのではないか、みたいな。部分的に賛同できないところもありますが(でも特に賛同できない理由はない)、凄く興味深いと思います。
- 作者: 木原敏江
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/06
- メディア: コミック
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木原敏江は、比較的絵が古くなっていない方だと思います。まぁそりゃ現代ちっくな絵ではないけれども、いがらしゆみこみたいに、「ああ、昔の漫画家だなぁ!」って思うような絵じゃない。これで60歳だなんて、言われるまで分からない。何か、私の認識している60歳は漫画を読まないし、むしろくだらないものとして否定するようなイメージなので、そうゆう人と同年代の人が、こんなに新しい感覚で漫画を描いていけるというのが物凄く不思議…。
- 作者: 木原敏江
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1985/03
- メディア: 単行本
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- 作者: 青池保子
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2000/11/01
- メディア: 文庫
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十字軍の話です。サラディンっていうのはイスラムの敵。世界史に出てきた気がするけど忘れた。背景は大変にシリアスだけれども、話自体はコメディータッチで進みます。全く性格が違う十字軍の修道騎士三人が任務を命じられて…っていう話です。禁欲なのに、主人公が禁欲しきれない様が楽しいです。女の色気に惑わされそうになりながら、汗だらだらで必死で耐える主人公。この漫画でも当然、あくまで女は舞台装置でございます。さすが青池保子。でも彼女、「王城」ではどうして中々女をうまく描ききってます。女を描くのが苦手だから描かないわけではなく、どうやら完全に趣味で描いていない様子。「王城」みたいな、史実が元にある話なら、女を実にうまく描いてます。すてきー。
- 作者: 川原泉
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1997/03/01
- メディア: 文庫
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何か腹痛いからもう書くのやめて寝る。