学校に間に合わない
一日中「たま」を聞いてたら洗脳されて、
「良い曲と悪い曲の落差がありすぎ!」とか言ってたのが、
「全曲良い曲だな、凄いな!」になりました。私の中で。良い曲だあー。
★やけっぱちのマリア(全二巻) 手塚治虫
時代の波に乗ろうとして、まさに手塚治虫がやけっぱちで描いた作品という事で有名。
この人は長渕剛並みにすぐに時代の波に乗ろうとして、色々失敗をしたことでも有名ですね。
ブッキラによろしく!とか意味わからんかったし。好きだけどね!あれはあれで!
とりあえずヒロインがダッチワイフ。そんでもって主人公の分身。意味が分からん。
手塚治虫特有の、途中で設定が変わりまくり漫画の典型でした。
まぁ、原稿を月に700枚描いてりゃ、自分でも設定分からなくなっちゃうよな、しょうがない。
メルモのアニメでは失敗した(ただのエロアニメになってた希ガス)性教育漫画を、
ここでもう一度やろうとして、またこけた感じ。さすが神。ナイス!
作者が照れてるのがありありと分かりました。性の説明文だけ月亭可朝風の言葉遣いになってるし。
こうゆうのは、作者が照れちゃ読者まで照れちゃうから駄目なのです。
途中で中途半端に普通の少年漫画の恋愛物をやろうとして大失敗しているところにもゾクゾク。
やっぱりこれは時代のせいだろうけど、「女の子は女の子らしくしなさい!」と言って、
男の子と喧嘩をして勝ってしまうマリアを無理やり押さえつけて
薬で女らしくするシーンには抵抗を覚えた。
あと、どうして二巻の最後に、クレーターという作品集の一つのはずの、
「オクチンの大いなる怪盗」が載ってるのか分からない。
ちなみに、この話がやけっぱちのマリア収録の中で一番楽しかったです。意味ねえー
私は手塚治虫凄いと思うし尊敬もしてるけど、
ありえないような駄作もいっぱい作ってるところが、やっぱ一番凄いところだと思う。
★ブレーメンⅡ(二巻) 川原泉
とてもクールな展開なのに、とにかく何故こんなに上品なのか…。
何故こんなにもおおらかなのか、カーラさま…。
どこかで必ず和んでしまう。
上品の秘訣には、モノローグが上品であることにもあると思う。
ちなみに登場人物も一人も下品な人がいません。素敵。
てか、本当の悪人が出てこないのだよな。
このギンギラギンの宇宙の描き方がすき。
★フラグメンツ(二巻) 山本直樹
いきなり二巻…。いや、短編集だから、まぁいっかーと思って。
100円だったし。その代わりカバーはとんでもなく汚れていますが。
何ですか、この小学生のネーミングセンスは。肉彦君て。
親は息子にどんな恨みがあってこの名前をつけたのですか。
しかも超かっこいいし、肉彦君。
一番最後の続きものの、頭狂ったやつが良かった。
どうでもいいけど女体描くの上手いなぁ。どきどきするぜ。
あと、鶴岡法斎の「マンガロン」を立ち読み。
何か論じゃなくて、趣味について語った感じの本でございました。
あと、「処女★伝説」やっと買いました。読まなくちゃ。
写真ページが可愛い可愛い。乙女!
とりあえずパラ見だけしたんですけど、一枚絵を寄せているゲストが凄い豪華。
辛酸なめ子、こんな人とも交流があるのか…。駕籠真太郎って!
(ちなみにこの絵を見てきっと駕籠真太郎は良い人に違いないと思った)
いや、分からないでもないけど、一瞬びっくりした。水野純子までは予想範囲内だったけど。