エロイカ&青青の時代&パタリロ&けっこう

エロイカより愛を込めて 20〜24巻
エロイカより愛をこめて (21) (Princess comics)エロイカより愛をこめて (22) (Princess comics)エロイカより愛をこめて (23) (Princess comics)エロイカより愛をこめて (24) (Princess comics)
 20巻より、9年のブランクをおいて、堂々復活、エロイカ!こんなにブランクをあけていたのに、相変わらず作風もテンションも全く崩していないし、凄いと思う。勘とか全然狂わないのね。嬉しい。変なシーンに何故か美しい背景をつける、という意味不明のパターンも健在。素敵。
 ソ連が崩壊したことにより、少佐の相手はKGBから世界中の悪者たちへと変わり、これまで対決していた少佐の宿命のライバルである、元KGBの「小熊のミーシャ」や「白くま」と、反発しあいながら協力させられる、という、凄く楽しい展開になってきています。少佐、仲良しが増えてよかったね☆ 少佐たちが作中で何歳年をとっているのかは知りませんが、ついにエロイカにもPCが登場!そしてもっと驚いたのが、エロゲーが登場したこと…。少佐がエロゲーをやるシーン、シュールすぎる。思わず爆笑。誰だよ、青池保子にこんなこと吹き込んだのw こんなこともギャグに使う精神が素晴らしい。
 いちばん面白かったのが、番外編の「エーベルバッハ中佐」です。少佐が、中佐に格上げになって、軍隊に行く事に、という話なのですが、とにかくもう全部凄かった。始まりが凄かった。何故か軍隊の中で陽気な人と誤解を受ける少佐。面白いったりゃありゃしない。あと三巻で最新刊に達してしまう。もうしばらく新しい話しが読めないのは残念…。

↑衝撃のワンシーン。少佐がエロゲーを・・・!
 
青青の時代 3 (潮漫画文庫)
 絵が酷すぎてたまらない。素敵だぜ、山岸凉子…。もうちょっと丁寧にかけないのか。ナイス。こうゆう続きものの作品は、一巻一巻にコメント言うより、全部完結してからのほうがコメントしやすいので今は別に言うことないです。あう。
 
パタリロ!―選集 (40) (白泉社文庫)
 なんと、アスタロト様が再登場!アスタロトというキャラ自体は、魔夜峰央は割としょっちゅう描いていて、パタリロ!程は行かないけれども、魔夜峰央のライフワークに近いキャラクタなので、割と彼で連載をしていたいりするのですが、パタリロ!とのコラボは、1984年の単行本以来、丸20年ぶりです。だからなんか嬉しいぞ。霊感タマネギも活躍してくれていて嬉しい。一時期落ち込んだかに見えたギャグが物凄く冴えていてくれていて、嬉しい。パタリロ六世のその後とか、オカマバー「東カリマンタン」とか、びっくりするほど面白かった。
 相変わらずマライヒの顔が可愛い。魔夜峰央が、いくら「美形」って設定で色んなキャラを書いても、マライヒほど可愛いのはできない。でも、新キャラの可愛さにはびっくりした…。ここにいたってこんなに可愛いのが…、しかも使い捨てかよw
 
けっこう仮面 (文庫2巻)
けっこう仮面 (第2巻) (角川文庫)
相変わらず面白くてたまらないのですが、私だけでしょうか。このギャグセンスとか、時々物凄くきらりとひかるものが…。けっこう仮面、全裸という点ではえろいけど、基本的には全然えろくありません。でも、小学生男子がハァハァするのにはちょうど良いレベルです。何か、読んでいるうちに、何故か「正義のためには恥も外聞も捨てなくてはいけないのだ!」という、けっこう仮面の台詞が何故か違和感なく受け入れるようになってしまいました。一瞬、「あっ、そうかも」と思わせる技術に長けている。でも、そんな事はありえないよな…、別に恥も外聞も捨てる必要ないよな…。