ないてもいいけどつきあわない

更新スピードが順調に落ちてきました。でも漫画読む数は特に落ちてません。
 
 

ポーの一族 (1) (小学館文庫)

ポーの一族 (1) (小学館文庫)

 前に一回流し読みしただけで、全然覚えていなかったので再読。トーマの心臓を読み返して感動したので、個人的に萩尾望都ブームになりそうです。やっぱりこの時期の絵が一番好きです。残酷な神の絵はとても怖いです。
 これを見て一番最初に思ったこと、初期の「パタリロ!」に良く出てきた、「巻き毛が可愛いパンパネラねずみ」って、どう考えてもエドガーのパロディ…。クックロビン音頭と言い、本当に魔夜峰央萩尾望都が大好きですね?
 まぁそんな事はどうでも良いとして、雰囲気に圧倒されました。中身が面白い云々っていうのもあるけれども、とにかく雰囲気が素晴らしい。雰囲気フェチです。雰囲気が良い作品を読むと、二日くらい帰ってこれなくなります。同じような雰囲気の世界を妄想してそこで自分を暮らさせます。今はヨーロッパで、永遠とも思える時を美しいままで孤独に生きる美少年が頭の中を旅しています。早く2次元に行きたい。
 
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  この二色カラーの表紙が相変わらず可愛いです。クラシック感漂ってます。連続して一冊読むと凄く疲れるので、途切れ途切れで読んでます。この作品の主人公である26歳のダンが、どうしても26歳に思えません。あとニーナと違って、キャラクター性がいまいちつかめないので、中々世界に入り込めません。14歳のダンなら確実に惚れるのですが、私の好きなポイントをつかんでいるのにも関わらず、見た目がおっさんなことが気に入らないのかも、やーね、腐女子って。私はこれそんなに好きではないのですが、竹宮惠子のポップな想像力には正直脱帽でございます。ストーリーもきっちりまとまってるし、構成もちゃんとしてるし、漫画としてはかなりレベル高いと思います。
 
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七つの海七つの空 (秋田文庫)

七つの海七つの空 (秋田文庫)

 当時方向性が見つからなくて、迷走していた青池保子の、今後を決定するきっかけになった作品です。これによって彼女は、「クールな黒髪おかっぱ男子萌え」という方向性をつかみ、突き進んでいくことになります。よかったね…。(ちなみに同時に、男同士の戦い萌えという方向性もつかんだらしい)
 これは海を駆け巡る海賊のお話!エロイカの少佐と伯爵の先祖が出ています。主人公は、最初普通の女の子だったぽかったのですが、途中で完全に他の人に主役の座を奪われました。その主役の座を奪ったのは、エロイカの伯爵の先祖である、海賊レッド(見た目まんま伯爵)なのですが、これも次第に、悪役の極悪ティリアンに食われてしまっています。ティリアンは、自分の目的のためなら無実の人をだましたり殺したりすることも辞さない嫌な奴です。でも憎めません、かっこいいから。ちなみにこのティリアンが、少佐の先祖です。
 最初に主人公が女の子なのに途中でフェードアウトして、金髪巻き毛の男になったと思いきや、結局その主役が黒髪おかっぱにとられたなんて、まんまエロイカと同じパターン。
 
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何か夢の碑とカルタゴ幻想と林家志弦についても書きたいけど寝る。