あああ

一週間に一回くらいで良くね?とかいいつつ、一ヶ月に一回になりそうな更新。
何か30個くらい一気に書くのもあれなので、数日間に分けて書こうと思いますー。
 
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駅前浪漫奇行 (Ohta comics)

駅前浪漫奇行 (Ohta comics)

駅前留学に代表される「駅前感覚」で各国や、各地域を表現。駕籠真太郎の作品の割りにはグロ度は低め。美術系大爆発。各国の特徴?だけを大げさに取り上げて、日本と同じような舞台を設定して、そこで「ここはイギリス!」とか言い張ってみるという試み。個人的に一番面白かったのが、駅前独逸です。町が大きな壁で仕切られていて分断されているので、上半身と下半身が分断、精神ももちろん分断。分断されているので二本挿しも楽々…。他にも駅前韓国や駅前遠野、駅前共産、駅前宇宙などが割りと面白かったです。駅前シリーズは三部作になっていて、喜劇!駅前大虐殺と、駅前花嫁、と、残り二つあるのでさっさと読みたい。
 
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Garden (Cue comics)

Garden (Cue comics)

 美術教師だったんだ…。デビュー作があまりにもガロっぽ過ぎて衝撃。処女作品集なだけあって、絵柄もストーリーもまったく定まってない。山田花子とか御茶漬海苔を彷彿とさせるときもある。内容も何だかまとまりのない感じ。この作品から読み始めるのは失敗だったかなー、初期短編集って大体どの作家でも悲惨だし。でも、袋とじのエミちゃんは割りと面白かった。
 作者は天使のフェラチオを描いた際深く悩みぬいて、絶望したっぽいけれども、多分普通に見たらこの、天使のフェラチオが一番楽しいんじゃないかな。結構成功してると思う。この先の方向性がこれでがっつり決まった感じか?
 
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夢のQ

夢のQ

 まぁ、特に述べることは…。ストーリーとか皆無だし。相変わらず気持ち悪くて面白かった。もしかすると何か元ネタとかあるのかもしれないけれども、本とか読んだことないからわかんね。丸尾末広は、読んだ本を公式ページで公開しているから、好きな人は追って呼んでみるのも良いのかも。私は読みませんけど。
 この本にもまた童貞厠之介出てきた。でも多分確実に厠之介は童貞じゃない。まぁ、多分大事なのはそこじゃないんでしょう…。「腐ッタ夜・エディプスの黒い鳥」は確実に乱歩の芋虫。
 
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白いガクラン―文芸部長白雪姫男の詩

白いガクラン―文芸部長白雪姫男の詩

 つまんね。何か大衆向けのギャグに悩み苦しんでる感じ。人によっては面白いのかも。でも私にはつまんね。ノリ的には笹子さんの続編とかと同じ感じ。私はやっぱり弥次喜多のギャグとかの、不条理?ギャグのが、しりあがり寿の真髄と考えています。ガロ臭がぷんぷん漂ってるほうが面白い。吉田戦車的なものを目指しちゃうのは、全然違うと思う。ちなみにさくらももこ吉田戦車目指して結構成功したと思う。
 
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  犬木加奈子マジ最高。神。もうね、どうして萩尾望都とかが好きな少女がこんなになっちゃったのか私にはよくわからない。あまりにも独特すぎる絵柄。この絵柄にたどり着いた彼女は本当に凄いと思う。ものすごい少女向けホラー。
 御茶漬海苔もものすごい。彼については、内容が怖いとかよりも、世紀末感が無駄にあふれているというか。図の構成も見事。何かすべてが壊れてしまった未来というか、むき出しのコンクリートとか、そうゆう物を連想させる。この人も最初は絵はとっても普通だったのに、どうしてこんな絵柄になったんだろう…。この下手さが意図的というのは結構凄い。
 風忍のコマ割には割り感銘を受けた。まぁ、凄く丸尾的なものを感じるけれども。てか、割とこの時代にはあふれてるコマ割なんだろうけれども、改めてみてみると何か新鮮。内容自体は別に…
 谷間夢路は私の中でホラーには必須な人材。小さいころ谷間夢路犬木加奈子と千乃ナイフと御茶漬海苔神田森莉日野日出志山咲トオルばっかり読んでた(絵が変なのじゃないと読む気がしなかった)。谷間夢路は絵柄が炉っぽいのにエロスあるところに怖さを感じる。ところで山咲トオルはもう漫画描かないの?(´・ω・`)
 日野日出志の作品は可愛かった。モンスター登場シーンに必ず、「出ました!」って吹き出しを入れるところが可愛い。迫害されて最後は海に沈められたり宇宙に発射されちゃったりするモンスターが可愛杉。
 
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弥次喜多 in DEEP 廉価版 (1) (ビームコミックス)

弥次喜多 in DEEP 廉価版 (1) (ビームコミックス)

 非廉価版は高くて買えなかったところに廉価版が出たのでうれしくて飛びつきました。1,2巻買いました。相変わらず不条理さと恐怖が入り乱れた不思議空間。さっぱり意味がわかんないけれども感動するという。でも、私は前作の方が好きです。なんかこれ、喜多さん可哀想…。弱い喜多さんがいつも一番ひどい目にあっちゃってるし。
 ふりだしの畳と、台風と、ボンドガールの話には脱帽。何故こんなことになってるんだかさっぱりわからないけれども凄い。
 
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ななこSOS (1) (Mag comics)

ななこSOS (1) (Mag comics)

 ハヤカワのISBNが出てこなかったので面倒なのでマガジンハウスのでいいや。是非サイン本を、と思って行ったのですが、売り切れてました。しょうがないよな、失踪日記馬鹿売れっぽいし。まぁ、お金がいっぱい入ってよかったね、あじま!何か、吾妻ひでおは割りとJUNEとかで描いてたりしたんですが、何かその理由がわかった気がする。確かに四谷さん萌える、JUNE描いてほしくなる。私的にはヤケ天の進也とかも凄いいきおいでショタ萌えですがね!大爆笑、とまではいかないまでも(多分古い作品だから笑いのつぼがすでにずれているのかも)、かなり面白い。ロリロリSF。SFファンなら読んでおいても良いのでは。私は違うから別にどうでもいい。
 
あとは「産地直送あじまマガジン別冊 うつうつひでお日記」買う。同人誌。私も例によって他人の日記マニアです、あう。通販の宛名書きとかテープ止めとかを全部自分でしてるとか知ってちょっとうけた。