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ばばさんの日記で発売を知り、ブックファーストで後藤友香「正義隊」を買う。ごとうともか、だと思ってたら、ごとうゆうかだったのね、読み。
漫画描き、やっと大まかな感じで頭の中でまとまってきたのに、もう一つのプロットが頭に浮かんできました。どっちで行くべきか分からない。とりあえず今まとまったほうは、何かだめな気がする。てかどっちもだめな気がする。初作品でここまで色々やりすぎていいものなのかな。二つとも出来上がったらネームあっちこっちに見せに行くと思います。いつになるかわからないけど。夏休み前にはなんとかしたいな…、せめてネームくらい…。
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- 作者: 後藤友香
- 出版社/メーカー: 青林工芸舎
- 発売日: 2005/05
- メディア: コミック
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いや、後藤友香は凄いって。これはヘタウマじゃないよ、ヘタだYO!!ヘタウマの人は、線とか描き方とか、色んなところに微妙に今まで上手くなろうとしたことがあるんだろうなっていう痕跡が伺えるんだけれども、後藤友香にいたっては全くそれが伺えない!全くもって上手ではない。これではヘタウマとしては認めるわけにはいかない、これはヘタです!
あと、これだけ中身のない話しを描けるのは凄いと思う。漫画っていうのは、所詮自己表現の一種だから、どうしてもそこに思想とか色んなものがにじみ出てきちゃうんだけれども、後藤友香はマジでそうゆうのが一切ない。本当に小学生の漫画レベル。でも途中で展開が分からなくなることもないし、このテンションも一貫して書いてるし、作者は一体なんでこれを書いているのかさっぱり分からない。でもとにかく、「殺すよ!」っていうのは凄いと思う。彼女以外にこの「殺すよ!」をあらわせる人はいまい。
まぁぶっちゃけこうゆうのをかける人はそんなに少なくはないと思うんですけどね!私には描けないから、私から言わせると彼女は凄いって事で。のどのところに絵を描きまくるのも凄いって事で。平凡な私には無理です。
うーん、色んな意味で見所があって色んな意味で面白い漫画。興味深い、やっぱり。この絵で漫画を描こうって志したのも凄いと思うし…。
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- 作者: 魔夜峰央
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1986/08
- メディア: 単行本
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とても楽しい一冊でした。魔夜峰央の漫画って正直、パタリロ!とラシャーヌ以外に、ナイスなキャラクターが出てこないんですが(全てのキャラクターがパタリロに侵食されすぎているためだと思う)、このやおい君は別格だった。まず一ページ目から爆笑してしまった…。魔夜峰央はパタリロのヒット以来、不条理ギャグを言ってストーリーをややこしくするキャラを連発する傾向にあるのだけれども、やおい君は凄くキャラクターもはっきりしているし、彼を囲む家族も凄く面白く描かれていた。作者は後のコメントでこれを、「シリーズにしようとしたんだけど、こりすぎは良くないという見本のようになってしまいました。リキんで面白さが空回りしてしまった」と言ってるんですけれども、全然そんなことないと思う。これを是非シリーズ化してほしかった。そしたら私の中で、1,2を争う作品になっただろうに…!特に、豹変したやおい君が、普通に悪役っぽいおじさんをおもむろに犯したところはびっくりしました。ホモをこうゆう形で持ち込んでくるっていうのは凄く面白いのに。ずっとやっている少年愛ベースより、こっちの方が好き。ゼロ星とかよしてほしい。