気がついたら最終更新から二年たっていましたがあまり気にせず続けようと思います。
それにしても就職してからの私の漫画の読まなさは異常。そして漫画に対する思い入れも減ってきた…。以前はどんな糞漫画でも絶対に売れなかったのに、昔思い入れがあった漫画でも割と簡単にホイホイ売れるようになりました。もうだめかも。

「ツンデレ」を知って君もモテる男になれ!

 いま巷(ちまた)では“ツンデレ”がブームだという。ツンデレとは、普段はツンツンしているのに、2人きりになると急にしおらしくなってデレデレする様子を指す言葉。アニメやゲームに登場するキャラクターには、こうしたツンデレタイプが少なくないが、最近は現実世界でもツンデレが脚光を浴びている。
 メイド喫茶ブームは一段落。メイドから派生した執事喫茶や妹系カフェが増えている。先日、ある妹系カフェで“ツンデレ喫茶”のイベントを開催したところ、大盛況だったという。
 ツンデレ喫茶のウエートレスはタメ口が基本。オーダーを取る時は「早く決めて」と客をせかし、メニューを見ながら迷っていると、「何でもいいよね」と勝手に飲み物を持ってきてしまう。文句を言おうものなら「飲みたくないなら勝手にしなよ」と捨てゼリフを残して立ち去ってしまうのだ。
 これではただのツンツン喫茶だが、帰り際にしおらしい様子で「さっきはゴメン。また来てくれる?」と上目遣いで言われると、つい目尻が下がってしまうというわけだ。
 最近は女性ファッション誌にも「ツンデレ服」「成功する女の秘訣は“ツンデレ”にあり」といった見出しが並ぶ。
「いまのOLは欲張り。職場ではツンとすましたデキる女、プライベートでは彼に甘えるカワイイ女。この2つの顔を使い分けて仕事も恋も手に入れたいと思っている。ツンデレは現代女性に必須のキーワードなのです」(女性誌記者)
 古くから“昼は淑女で夜は娼婦”とうたわれるように、二面性のある女は魅力的だが、なぜツンデレ女が増えているのか。女性心理に詳しい作家の亀山早苗氏が言う。
ツンデレは“ツン”の部分が多いからこそ“デレ”が際立つ。男性と対等に渡り合う女というと、かつては教師のような堅い職業の女性というイメージでしたが、いまは普通のOLさんも気を張って働いています。職場ではツンとした女にならざるを得ない。働く女性のほとんどがツンデレの要素を持っているのです」
 男にとって、気が強そうな女をモノにした瞬間の征服感、達成感は格別。どうしたらツンツン女をデレッとさせることができるのか。
「バリバリ仕事をしている女性は、時に無条件に甘えたくなるもの。彼女らは仕事にプライドを持っているから、まずは仕事ぶりを認めてあげる。そのうえで、“そんなに頑張らなくてもいいんじゃないか”などとさりげなくいたわると、“デレ”の兆候が見えてくるはず。なかなか他人に心を開けないタイプが多いので、一回断られてもめげずに口説くことが大切。いったん心を許すと、2人きりのときはデレデレになります」(亀山氏=前出)
 ツンデレは男も応用できる。札付きの不良が野良猫にエサをやっているのを見ると本当は優しい人なんだと思ってしまうように、意外性は振れ幅が大きいほどいい。
「デキる男がふと弱い部分を見せると、女は心をひかれるもの。普段の自分と正反対の姿を見せると効果的です。自分が他人にどう思われているのか、イメージ分析が重要ですね。また、人前では普段通りのイメージで通し、2人きりの時だけ違う面を見せるようにすること。他の人には見せない顔を独占することで、相手の女性は“自分は特別な存在なんだ”と感じ、ますます親密になります」(亀山氏=前出)
 ツンとデレをうまく使い分けて女心を操るツンデレ恋愛術。アナタも試してみますか?
 
 
ゲンダイネット
 

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(゚Д゚)

奥様はパタリロ!

奥様はパタリロ! (花とゆめCOMICS)

奥様はパタリロ! (花とゆめCOMICS)

 私は酷い魔夜峰央信者なので、魔夜峰央が漫画を描いてくれるということ自体に喜びを感じてしまったりするタイプなんです。魔夜峰央がもし糞つまらない漫画を描くようになったとしてもそれでも面白いと思い続ける自信があるんです。だから今回もべた褒めで、いかにも素晴らしいと以下に感想を書いているんですけれども、他の方が実際これを読んで同じ感想を抱くかどうかの保障は全くございません。
 私はシルキーを定期購読しておらず、そのため「奥様はパタリロ!」というシリーズがやっていることを知らずに、今日本屋さんではじめてこれを見て『何このタイトルwww』とびっくりしました。奥様がパタリロはいやすぎる、しかもパタリロ男だから意味わからんし、と思ったんですけれども、今回のこの本は、家政婦パタリロ!の連作で、パタリロが女装して代理奥様の仕事を受ける、という内容でした。どの本屋でもかなりの数を新刊コーナーで積まれてたんで、みーちゃんはまだまだ売り上げあるんですね、凄いなー。
 今回もバンコランやマライヒ、タマネギなどの既存のキャラクターは一切排除した形式です。初心者にも分かりやすい。普段ギャグキャラ担当のタマネギが出てこなくても、このシリーズのレギュラーであるおクマさんがかなりいけていて面白いので、他のキャラクターは出る必要ないのかもしれません。当然パタリロというキャラクターがいなければ、おクマさんの面白さも生きてこないとは思うんですけれども、パタリロを食っちゃう勢いでおクマさんは面白いと思っています。
 どうも本編で連載されたオカマバー東カリマンタン以降、みーちゃんはオカマを描く才能に長けている気がしてなりません。女はかけないがオカマはかける、不思議な少女漫画家…。あと、正直に申告すると、私はしばらくの間パタリロのギャグシーンで大笑いしたことはなかったんですが、何か最近出ているのは個人的にとても笑えると思います。今までは割りと高度な言語ギャグを駆使していて、その同じ類のギャグに私もすっかり慣れてしまっていたんですが、パタリロに登場するオカマとか、そうゆう見た目にも分かりやすいキャラクターが最近では面白くてしょうがないです。たとえば、大真面目に変な格好をしたなSM老人と本気で戦うところや、ポークソーセージヌンチャクで皆殺しとか、おクマさんの姉がさっぱり意味が分からないことに何故か魔界に連れてかれるとか、読んだ瞬間に、「それはないw」と思えるような、誰の目にも分かりやすいギャグが、凄く楽しいです。
 そして、ベテランとして当たり前なんでしょうけれども、相変わらず膨大な内容が少ないページ内でしっかりと無理なくまとまっているのに驚きました。まぁ字は多いんですけど…。漫画って、主人公の今現在の場所がどこか明確に分かるような、はっきりとした背景がないと、筋が混乱して読めないと思うんですけど、みーちゃんの漫画は分かりやすい背景が無くても、登場人物たちが今どこで何をしているのかがはっきり分かるのが凄い。キャリアの違いなんでしょうか…。
 そして、今回も知識系のネタがあって楽しめました。中でもパンがゆ!学校帰りに早速パンを買ってきて薄めた牛乳で煮込んで食べました。牛乳大好きっこの私としては結構好みだったんですが、好き嫌い別れるかもしれませんね。とりあえずたった一枚の食パンが物凄いボリュームになるので、食欲の無い朝とか少しちぎったのを入れて食べるといいかもしれない。

奥様はパタリロ
面白さ ★★★★
構成 ★★★★★
お勧め度 ★★★★★

あ、でも、パタリロ本編みたいな、ワイルドなパタリロを見たい人は少し満足できないかもしれない。家政夫ぱたちゃんおとなしいの。


 

人民解放

 はぁはぁはぁはぁはぁはぁ
 です。
 私うる星やつらの藤波竜之介が大好きで大好きで大好きで死ぬほど好きで大好きで大好きでしょうがないんですけれどもいやマジで好きでゼフェルよりも好きなんですけれどもあっゼフェルは乙女チック時の自分の中で一番好きなんですけれども乙女チック路線を無しにした自分の中では竜之介が一番すきなんです。竜之介は女の子なんだけど男の子として育てられてでも心の中はしっかり女の子なんだけどもどうしても男らしくなってしまう上に喧嘩が強くて可愛い子なんですけれども、あばしり一家の菊之介も全く設定が一緒で萌える。高橋留美子は菊之介に影響されて竜之介を生み出したのではと言っても過言ではないくらいに似てる。
 そんな菊之介の話はでもまぁどうでもいいです。私がこの作品で一番やばいと思うのは、菊之介ではなくて大番長法印大子。法印大子は凄い美少女でグラマーで性格も結構可愛らしいんですけれども身の丈が3mあります。こんなキャラクターは普通の漫画じゃ出てこない。意味が分からない。さらにキャラクター達は彼女の大きさに驚くものの、「グラマー!」とか言って喜んで飛びついたりするんです。普通の人間は、このような女の子を「グラマー」と思うことはできないと思うんです。普通はキャラクターに「グラマー!」なんて言わせることを思いつかない。だから多分永井豪は、こうゆう女の子をグラマーだと思ってしまうような変な男だと思うんです。既成概念の女にとらわれないというか。
 とにかく永井豪明らかに感覚が変だと思います。あと他にも顔が明らかに男で筋肉もりもりなんだけどおっぱい丸見えだったりするキャラクターが出てきて、作者の感性は明らかに感覚が変。普通の男の漫画家だと、やっぱり理想の女像というのは少なからずあって、それのラインに反しまくったキャラクターというのは出さないと思うんです。マザコン臭?に近いものが感じられるところが少なからずあったりする。でも永井豪は全くもってマザコン臭が感じられない、異常なほど感じられない。そうゆう永井豪の女に対する感覚は意味が分からなくてかなり好きです。闘う女の子がやたら作品に出てくるのもそうゆうところがある気がする。永井豪の感覚は男の感覚としては未来的すぎる気がします。いや、男の感覚なんて私は知らないんですけど。永井豪は全体的にトランスジェンダー的と言うかなんていうか、エロの感覚がトランスジェンダーっぽいというか。あああ。難しい。
 私はそんなに永井豪を知らないからこんな事言っているんですけれども、多分永井豪信者とか研究してる人の間では、永井豪の性の愉快な認識っていうのは割りと議論尽くされてたりするのかな。誰か知っている人いらっしゃいませんか。ハレンチ学園積読なので読んでみますね。

ママが人間でパパは昆虫で

 今日の夢は久々に淫夢でした。体操の富田の彼女になった夢です。私くらいのプロ乙女になると男性の方と会話するのも怖いので付き合う夢を見るなんていうのは淫夢に等しいというわけです、まさに恥です。けれども詳しい内容は忘れてしまいました。確か富田のたくましい上腕二等筋に私が自らの巨乳(夢の中ではいつも巨乳なんです私)をぐいぐいと押し当てる夢だった気がします。でも富田の筋肉はとても強くてハリがあって私のおっぱいは圧倒的にまけてしまいました。ていうか私は富田派というより圧倒的に塚原派なんです。塚原イケメン。好きでもない男性の彼女になる夢なんてみちゃって、ごめんなさい塚原さん。
 こんな事から考えを発展させて、今日は中田ヒデの彼女になるのと宮本の彼女になるの、どっちがお得かを考えていました。個人的にはゲイでお金持ちの人と偽装結婚したいと思っているので中田ヒデを選びたいです。ちなみにスピードワゴンは実はホモで、安達由美とは偽装結婚なんですよ。
 
 
あ、あとバトンが回ってきました。私は本当にバトンが大好きで大好きで。だってバトンって言い訳しなくても自分の事を書き続けるいい機会じゃないですか。もっとみんな私に注目すればいいのに。私が持っている内面とかみんな理解すればいい。でも長く書けば書くほど誰も見ていないのはとっくの昔にわかってるんです、でも私は答えずにはいられない。全ては私の未来への功徳なんです。

小学生バトン
 
Q1 小中高のなかで 一番思い出に残っている時期は??
 
  前世のことなので分かりません。
 
Q2 一番お世話になった先生はいつ??

  小学一年生の時の先生以外はぶっころぶ
 
Q3 得意な科目は何??
 
  国語
 
Q4 苦手な科目は何??

  給食の時間。よそられた分なんて食べられるわけないじゃないですか。クラスメイトは敵です。カレーのご飯のところにこっそり紙ねんど入れたりするんですよ。私なら食べられると期待して。もちろん食べられますけど!私英雄だから!私はいつもご飯を食べきれずに吐いてばかりいたのだけれども先生ったら酷いから私が食べないと殴るんですよ。なくまで殴るんですけど私はむかつくから泣かないんですよ。そうすると先生が激昂してますます殴るんですよ。そうすると私も益々ムキになって益々反抗するんですよ。そうすると先生は益々殴るんです、分かりますか。給食の時間が終わった後はすぐに掃除の時間で、私は机の上に食べ残しをおいたまま、そのまま机を後ろに下げさせられるんですよ。そんで空気読めない奴が私の前で掃除用具で戦ったりするんです。そうすると私の給食の中に埃が入るんです。すると益々食べる気が失せるんですがでも食べなきゃ駄目なんです。それで五時間目が始まった頃はすっかり私は食べる気なくして食べる努力するふりをして違うことすると先生が殴るんです。先生は生徒が泣くまで殴るんですけど私はむかつくから泣かないんですよ。そうすると先生が激昂してますます殴るんですよ。そうすると私も益々ムキになって益々反抗するんですよ。そうすると先生は益々殴るんです、分かりますか。
 
Q5 思い出に残っている 学校行事は何??
 
  前世の事なので記憶が。または多分私は過去からのタイムトリッパーで、私の記憶は今いる現世にあわせて改ざんされているに違いないんです。じゃないとこんなに霞がかかったように思い出そうとしても真っ白で何一つ思い出せない。そのときの風景も音も感情も何も覚えてなくて覚えているのは話の筋だけ。でも話の筋なんて後から自分が脳内で適当に補完したものだろうし私は自分の思い出を信用できない。
 
Q6 クラスでのキャラは??
 
  私は人によっては威張っていたりこびていたりするので人によって色々評価が変わると思いますがとりあえず気持ち悪いオタクである朝学校行くと昨日まで仲良くしていた子に突如無視されたりするタイプ。
 
Q7 学生時代の呼び名は??
 
  まみお

Q8 好きな給食のメニューは何??

  あげぱん。 

Q9 学生時代の友人はあなたにとってどんな存在??
 
   高校の時のオタク友達の一部は無二。その場限りで仲良くするけど後からどうでもよくなる人多すぎる。
 
Q10 最後にバトンを回す5人
 
   見てる人やれよ。

綺麗ごとは苦手なの

私のあしながおじさん(1) [DVD]

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 十話まで見ました。ちなみにこれのED曲は世界名作のED曲の中でも一番好きです。OPにしてもおかしくない出来。OP曲も素敵です。個人的には、ロミオ、ピーターパン、赤毛のアン大杉久美子四作のOPと張るくらい素敵だと思っています。OP映像の中では、もしかしたら一番好きかもしれません。
 10年以上ぶりに見て気づいたんですけれども、この話は世界名作の割にはかなりハッピーですね。文献でハッピーだという事は書いてあったんですが、やはり久々に見るとその幸福度がわかります。昔は分かりませんでした。幼稚園でしたし。世界名作の中には、他にも勿論ハッピーな話もありますが(少ないですけど)、こんなにお笑い系の主人公も珍しい。ポリアンナとは、堀江美都子主演という事もあるのか、かなり性格的に似通った部分が多いんですが、何故かポリアンナとは比べ物にならないくらい明るいです。これを見るとポリアンナも陰気としか言いようがありません。そんな激しく陽気な性格ゆえか、ジュディは意地悪などもほとんどされません。孤児院の先生も、寮を取り仕切っているおばさんも、ジュディの手によりお笑いキャラと化していますし、また二人とも見た目はアレですが、基本的には人間味あふれる良い人です。唯一、ルームメイトのジュリアが悪役っぽいっちゃぽいんですが、ジュリアも基本的には良い子で、悪気がある子ではないので、全体的に話はかなりハッピーモード。恋愛モードもバリバリ。ただ、全体的には明るいものの、やはり「孤児」とうい点や、「家族がいない」という点、そして、大好きなおじさまにいつまで経っても会えない、待っても待っても手紙が来ない、などのどん底モードに入った時の心境はかなりかわいそうな物があります。またジュディは、金持ちの貧乏人に対する偽善に異常なほどの過剰反応を示すのですが、ジュディがその感情にいたるまでのプロセス、そしてジュディがその言葉をどのようなニュアンスで捉えたのかはっきり分かるようになっているので、全体的にとても説得力があります。このままあのラブラブ展開に突き進むと思うと楽しみです。明るい気分で見られそうで良かったです。
 
 
 
 内定先から内定者懇談会のお知らせが来ました。とても不安です。何故かというと、私は今までオタクを隠して生きてきたことがないんです。中学生高校生はオタクグループですごし、大学前半はオタクサークル、後半は家から一切出ないでネットで交流をするばかり。つまり私は非オタばかりのところで過ごしたことが一度もないんです。趣味を同じくしない人と付き合ったことがほとんどないんです。大抵の人はオタであることを前提に知り合っていましたし、初対面でそうゆう話をするのは当たり前でした。互いにオタのジャンルは違ったりはしますが、オタ同士通じ合う感覚はありますから、平気だったんです。けれどもこれからは違います。社会は違います。自分がいたい場所を選べるところでは、もうなくなってしまった。私はこれからどうやて生きていけばいいんでしょう。
 多分私は、内定者懇談会のその場で、オタク仲間を探して精神の安定を図ろうとあちらこちらの人に、オタク話をふって、相手がオタクであるか確認しようとしてしまうと思います。でも、社会人としての最初の最初でいきなり失敗して「あのこなんか変だよね?」といわれて、苦渋の社会人生活を送っていくなんて地獄です。中学生の時通っていた塾で、やおい同人誌を一般人の塾生達の目の前で堂々と読んでいたところ、あだ名が「ホモの人」になっていじめられてしまった過去(自業自得なんですが)を、もう一度繰り返してしまいそうで怖いんです。だから、私はとりあえず黙っておくべきですよね。でも黙ってられなーい。いやーん。
 ていうか、最終結果待ちのあるメーカーから連絡が来ません。落ちたなら落ちたでいいんです。内定なら内定で早く連絡ください。もう眠れない日々は嫌なんです。土日はさむなんて酷い。マジFUCK。なんですかこれ、あれだけ期待させること言っておいてキープ要員ですか、私。「是非一緒に働きたい」とか「楽しみに結果をまっていてくださいね!」とか言っておいて、鬼です、あの人事は鬼。もうだめです。ネット弁慶で、現実世界では子羊張りにおとなしい私はもう死ぬしかありません。また大人の事情の言葉をうっかり信じて絶望に突き落とされるんですね。大人は卑怯です、嫌い!でも私ももう良い大人なのでそろそろ自覚をもたないと駄目ですね。山田花子ごっこがそろそろ自分の中で限界になってきて悲しいです。

一条ゆかり

正しい恋愛のススメ 1 (集英社文庫(コミック版))

正しい恋愛のススメ 1 (集英社文庫(コミック版))

 文庫で2巻まで読みました(ブックオフの100円文庫コーナーには二巻までしか置いてなかったんです)。今現在、堀江美都子になりきっている自分にとっては、あまりにもスキャンダラスな漫画でした。
 端的に言うと、逆ビッチ漫画です。女の人に体を売る美少年と、それを巡る恋愛の話。石田衣良娼年よりは楽しいです。流されるまま人生を何となくで過ごしてきた主人公の竹田が、クラス委員長と裏の商売を同時にこなすという万能高校生・護国寺に誘われるがままに、逆売春の仕事を初めて、客として知り合った、彼女の母親を好きになってしまうという、それはそれは良い親子どんぶりで。
 先日私、「内定先を第三者に判断してもらう」とかそうゆう類のスレで、「ロリ巨乳とスレンダー美人の両方に内定が決まりそうなんですけれども、どっちにすればいいですか」と訪ねたところ、ほぼ満場一致で「ロリ巨乳!」という答えが返ってきました。まぁ、それで何が言いたいかというと、世の中の人はスレンダーでこなれた40代熟女より、多分ロリの方がよいと思ってると思うんですよ。でも主人公はロリより40代のお母さんに流れてしまいます。これは、別に主人公がたまたま熟女好みだったでは済まされない問題です。何故この主人公は、同級生の彼女を捨てて、大酒飲みの40代のバイタリティあふれた業界人の母親に走るのか。それは作者=母親だから。一条ゆかり、まだまだ小娘には負ける年齢ではないです。多分性に関する意識もこうなんだろうな、と感じてしまうのは私の思い込みでしょうか。でもこうゆう感覚、嫌いじゃないぜ。
 このように、作者がキャラクターにちゃんと感情移入して書けているので、中身は中々面白いものに仕上がっている気がします。ポイントはどろどろの人間関係です。登場人物みな穴兄弟。下手したら、私が今はまっている昼メロ「偽りの花園」の上原さくらの近親相姦よりスキャンダラスかもしれません。マニア必須です。
 読んでいるうちに主人公の理想の大人の女性の裏側がしっかり描けていて、完璧美人も可愛く見えてくるマジックが働きます。そして、護国寺がホモもいけそうなところもナイスです。主人公の対男のファーストキスを奪った彼には、主人公の尻穴も狙っていただきたい。やおいこそが正しい恋愛の形です。
 
 

正しい恋愛のススメ(文庫2巻までの評価)
面白さ ★★
構成 ★★★★
お勧め度 ★★